さらなる地獄の日々

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その次の日からは、さらに地獄の日々となる。

濡れ衣で先生にクラスメイトを売った加害者というレッテルを貼られ、嫌がらせはひどくなった。

元々、嫌がらせの犯人だったのかどうか、定かではない響子ちゃんは晴れて可哀想な被害者となり、誰が犯人は分からない嫌がらせを受け続けていた私は、チクリの加害者として、クラスの女子全員からの無視を受けるという、公開処刑に合うことになる。

私はただ、毎週のように全校集会が開かれ、「いじめを受けている可哀想な子」と毎週毎週、全校生徒に晒されることや、放課後、相談に乗るふりをして熱血教師ごっこを楽しみたい先生たちのアピール合戦かた逃れたかっただけなのに。

上履きが毎日ドブに捨てられていても、靴の裏に画びょうがいっぱい敷き詰められていても、犯人が分からない嫌がらせなんか、正直どうでもよかった。

保健室登校にはなっていたけど、それでも数人の友達は居たし、不登校になる気もなかった。

なぜなら、自分の人生は大事だから。意地悪な誰かのために、中卒で終わるなんて絶対嫌だったのだ。

しかし、この薄っぺらいアピール教師の行動ひとつで全てが台無しだ。

隠れてコッソリと私に嫌がらせをしていた臆病な犯人が、クラス全員無視という公開処刑を堂々と行えるようになったのだ。

「だから、大人は嫌いなんだ。」

家ではいつ暴れだすか分からない親の暴力におびえ、学校では嫌がらせと無視を受ける。私の中学生活は、そんな地獄の毎日だった。

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