そんな私も中学生になった。
協調性もなく、集団行動が苦手だった私は、女子という集団に溶け込むことができず、いじめられることになる。
学校に行くと、上履きがなくなっていたり、靴に画びょうが刺さっていたり。
下駄箱に、「死ね」と書かれた手紙が入っていたこともあった。
でも、私にとってそんな事はどうでもよかった。
表面上はみんなと仲良しだったし、誰が犯人なのか、正直検討もつかなかったからだ。
そんなことより、私にとっては父親の暴力の方が数十倍怖かったのだ。
しかし、ある時、その「いじめ」が学校にばれてしまい、私のためにという大義名分の元、しばしば全校集会や学級会が開催された。
私は、その、「私のため」に開かれる集会がとても苦痛だった。
しかし、何度先生にその気持ちを伝えても、先生たちにとっては「何か対応を取った」という事実が大切で、被害者である私のキモチなんて、どうでもよかったのだ。
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